【今週の振り返り】7/21〜7/24 日経平均は乱高下も週間ほぼ横ばい、CPI加速で日銀利上げ観測強まる

【今週の振り返り】7/21〜7/24 日経平均は乱高下も週間ほぼ横ばい、CPI加速で日銀利上げ観測強まる

今週(7月21日〜24日、海の日の関係で4営業日)のマーケットを一言で表すなら「上がって下がって結局ほぼ横ばい」。日経平均は火曜日に2,000円超の急反発を見せたかと思えば、金曜には1,800円超の急落と、値動きの荒さは先週に輪をかけて激しい一週間でした。一方で為替や物価データからは、円安・インフレ・利上げというもう一つの大きな流れも改めて見えてきています。今週の値動きを振り返りつつ、40代会社員・個人投資家として気になった点を整理してみます。

今週の主な出来事

1. 日経平均、乱高下の末に週間ではほぼ横ばい

先週末(7月17日)64,141.12円で終えた日経平均は、7月21日に前日比+2,091.07円という大幅な急反発で66,232.19円まで戻す場面がありました。しかし22日は反落(▲116.59円)、23日は小反発(+307.00円)を挟んだ後、24日には米ハイテク株安や中東情勢の緊迫化を受けて▲1,811.45円(▲2.73%)の急落となり、64,611.15円で週を終えました。週間の終値ベースでは前週比+470円(+0.73%)とほぼ横ばいですが、内実は非常にボラティリティの高い展開でした。

2. 米ハイテク大手決算がAI投資懸念を再燃

7月22日に発表されたAlphabetとTeslaの決算では、売上高こそ市場予想を上回ったものの、AIインフラへの積極投資でフリーキャッシュフローが圧迫されるとの見通しが嫌気され、時間外取引でAlphabetは3%超、Teslaは4%近く下落。23日発表のIntelも軟調な反応となり、週を通じて「AI投資はいつ収益化するのか」というテーマが米国株の重荷になりました。S&P500は週半ばの7,498.96ドル(22日)から週末24日には7,411.98ドルまで軟化し、半導体株安と中東リスクを背景に上値の重い展開が続きました。

3. 全国消費者物価指数、コア指数+1.6%で上昇ペース加速

総務省が7月24日に発表した6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコア指数)は前年同月比+1.6%となり、5月から0.2ポイント上昇幅が拡大しました。食料品を中心とした値上がりが続いており、家計への負担感が改めて意識される内容でした。

4. ドル円163円台後半、1986年以来の円安水準を更新

為替市場では、米国の利上げ観測の高まりを受けてドル円が一時163.99円前後まで上昇し、1986年11月以来約40年ぶりの円安水準を更新しました。CPIの伸び加速を受けた日銀の追加利上げ観測と、米金利動向の綱引きが引き続き相場のテーマとなっています。

5. 中東情勢の緊迫化で原油高、投資家心理を圧迫

イエメンのフーシ派によるサウジアラビア沖の海上封鎖の動きや、米国とイランの軍事的緊張の高まりを背景に、WTI原油価格は続伸。エネルギーコストの上昇観測が、株式市場のリスク回避姿勢を強める一因となりました。

りょうが特に気になった話題

今週、私が一番気になったのは全国消費者物価指数のコア指数が前年比+1.6%と、5ヶ月連続で1%台を維持しつつも伸び幅を拡大させたことです。物価上昇に家計を守る5つの具体策でも触れましたが、食料品を中心とした値上がりは一過性ではなく、じわじわと生活費に効いてくる性質のものだと感じています。

私はこう見ています。CPIの伸び加速は、日銀の追加利上げ観測を後押しする材料であり、ドル円が163円台後半という約40年ぶりの円安水準にあることと合わせて考えると、「利上げ・円安・物価高」がセットで進んでいく可能性を意識しておいた方がよさそうです。特に住宅ローンを変動金利で組んでいる会社員にとっては他人事ではないテーマで、変動金利の影響と今すぐできる3つの対策で整理した内容を、この機会にもう一度見直しておこうと思っています。とはいえ、利上げが必ず実施されると断定できる段階ではなく、家計への影響も世帯ごとに異なるため、過度に不安がるのではなく「備えを一つずつ点検する」くらいの温度感がちょうど良いのではないかと考えています。

来週の注目ポイント

  • FOMC(米連邦公開市場委員会) — 利下げ・利上げどちらの観測に傾くか、声明文の文言に注目
  • 日銀金融政策決定会合の動向 — 今回のCPI加速を受けて、追加利上げのタイミングをどう示唆するか
  • 米主要企業の決算発表継続(Apple、Amazon、Metaなど) — AI投資への市場の評価が定まるかがポイント
  • 中東情勢と原油価格の動向 — 地政学リスクが一時的か長期化するかで、インフレ・金利見通しにも影響

今週の学び・まとめ

  • 週間の終値だけを見ると横ばいでも、日々の値動きは非常に荒い場合がある — 一時的な急騰・急落に一喜一憂せず、週や月単位で流れを捉える視点が大事
  • 好決算でも「投資家の期待値」を超えられなければ株価は下落しうる — 特にAI関連は今後も決算のたびにボラティリティが高まりやすいテーマ
  • 物価上昇と円安、金利動向は互いに連動している — 家計・住宅ローン・資産運用のいずれにも影響するため、セットで意識しておきたい
  • 地政学リスク(中東情勢など)は予測が難しく、原油や為替を通じて間接的に家計にも波及する — 「読めないリスク」への備えとして現金クッションの重要性を再確認

※投資は自己責任です。本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の相場を確定的に予測するものでもありません。ご自身の状況に合わせて、慎重にご判断ください。

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