【今週の振り返り】9/7〜9/11 日経平均は週間1,009円安、原油高と米CPI加速で「トランプ・インフレ」警戒

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【今週の振り返り】9/7〜9/11 日経平均は週間1,009円安、原油高と米CPI加速で「トランプ・インフレ」警戒

週明けは一時2%超も上昇して勢いを見せた日経平均でしたが、蓋を開けてみれば週間では1,000円を超える下落。原油高と米インフレ指標の加速が、AI・半導体株の底堅さだけでは吸収しきれない重荷になった一週間でした。

今週の主な出来事

1. 日経平均は乱高下の末に週間1,009円安(-1.55%)

前週末(9/4)の65,020円から、週明け9/7は+1,378円の66,399円まで急伸してスタート。しかし9/8には円高や輸出関連株売りで▲1,130円の反落となり、9/9・9/10は小動きで様子見。9/11には原油高と利上げ懸念、米CPIの上振れが重なって▲1,259円の大幅安となり、64,011円で週を終えました。日経平均の週間下落は2週連続で、いずれも1,000円を超える下げ幅となっています。

2. 原油価格が中東情勢緊迫で高値圏に

米国とイランの軍事的緊張が続く中、イラン側がタンカーへの妨害行為を行ったとの報道もあり、供給不安からWTI原油は90ドル台後半〜94ドル台の高値圏で推移しました。ガソリン価格上昇を通じて、インフレ再燃への警戒材料となっています。

3. 米8月CPI、コア指数が予想外に加速

9/11発表の米8月消費者物価指数は、総合で前年比+3.4%(7月と同水準)、前月比+0.4%。焦点だったコアCPIは前年比+2.4%、前月比+0.3%と、市場予想に反して4月以来の高い伸びとなりました。「AI期待を打ち消すトランプ・インフレの脅威」との見方も出て、NY市場・東京市場ともに神経質な反応となりました。

4. 日銀9月利上げ観測が一段と強まる

9/17〜18に開催される次回金融政策決定会合を前に、市場では0.25%の追加利上げをかなり高い確率で織り込む見方が広がっています。長期金利も上昇基調にあり、株式市場にとってはバリュエーション面での逆風材料として意識されました。

5. 為替は不安定な値動き

週の前半には円高が輸出関連株の重荷となる場面があり、ドル円は方向感の定まらない値動きに終始しました。

りょうが特に気になった話題

私が今週いちばん気になったのは、「原油高」と「米インフレ再加速」がセットでやってきたことです。中東情勢の緊迫が長期化し、原油が90ドル台で高止まりする状況が続けば、ガソリンや物流コストを通じて日本国内の物価にもじわじわ影響してきます。そこに米国のコアCPI加速が重なったことで、「利下げどころか、むしろインフレとの戦いが長引くのでは」という空気が一気に強まったように感じます。

個人的には、こういう「地政学リスク×インフレ再燃」の組み合わせは短期では相場の振れ幅を大きくしますが、長期の資産形成という観点では、慌てて動くほど損をしやすい局面だとも思っています。日銀の利上げ観測が強まっているのも、裏を返せば「日本もインフレが定着しつつある」というサインです。現金を寝かせておくコストが上がっている今こそ、日銀9月利上げ観測が8割に急上昇 変動金利はどうなる?個人投資家が今できることで整理したように、変動金利や預金の置き場所を淡々と見直すくらいのスタンスがちょうどいいのではと見ています(あくまで私見であり、将来の相場を保証するものではありません)。

来週の注目ポイント

  • 9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果と、パウエル議長の会見内容
  • 日銀金融政策決定会合(9/17〜18)の利上げ判断と植田総裁の会見
  • 中東情勢の展開と、それに連動する原油価格(WTI)の動向
  • 来週の日経平均の予想レンジは6万〜6万5,000円程度との見方も出ており、上下どちらに振れるかは金融イベント次第という状況

今週の学び・まとめ

  • 週明けの大幅高だけを見て強気になっても、週末には帳消しになることがある。1日の値動きより週間・月間の流れで市場を捉えることが大切
  • 原油高・地政学リスク・金利上昇が重なる局面では、株式市場のボラティリティが上がりやすい
  • 日銀の利上げ観測が強まる局面は、変動金利ローンや預金・国債など「守りの資産配分」を見直す良いタイミングでもある
  • 短期的な急落・急騰に一喜一憂せず、長期・積立・分散という新NISAの基本スタンスを崩さないことが結局の近道

投資は自己責任です。本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の値動きを保証するものでもありませんので、最終的な判断はご自身でお願いします。

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