【今日のトピックス】日経平均が一時800円超高の急反発!「弱気相場」入りした半導体株はもう終わったのか

日経平均が急反発、半導体株主導で上昇

先週、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が「弱気相場」入りしたばかりだというのに、今日2026年7月23日の東京株式市場では、その半導体株が一転して急反発しました。日経平均は一時800円超高まで急伸する場面もあり、市場のムードは数日でがらりと変わっています。今日は何が起きたのか、そしてこの乱高下から個人投資家が何を学ぶべきかを考えます。

何が起きたか

7月23日の日経平均株価は前日比307.00円高の66,422.60円で取引を終え、反発しました。取引開始直後には米半導体株高と韓国株高の流れを引き継ぎ、上げ幅を一時800円超(66,900円台)まで拡大する場面もありました。半導体製造装置のアドバンテストやレーザーテック、KOKUSAIなどAI・半導体関連の主力銘柄が軒並み買われ、指数を押し上げています。

同時進行で、半導体比率の高い韓国のKOSPI指数も大幅高となり、一時は前日比3%を超える上昇を記録。SKハイニックスやサムスン電子が値を上げ、海外短期筋が株価指数先物への買いを積み増したことも相場を後押ししました。ただし、寄り付き直後の勢いは徐々に一服し、終値ベースでは伸び悩む展開となっています。

この地合い好転の裏付けとなったのが、米グーグルの親会社アルファベットの決算です。2026年4〜6月期の純利益は約1,121億ドル(約18兆2,900億円)、営業利益は前年同期比30%増と大幅な増益となり、AI関連投資をさらに拡大する方針も示されました。

なぜ数日で潮目が変わったのか(背景分析)

先週の米半導体株が「弱気相場」入りした記事で触れたとおり、下落の本質は「AI関連の巨額投資が本当に回収できるのか」という収益性への疑念でした。中国AIスタートアップの登場で、米国のAI覇権が揺らぐのではという不安が広がったのが発端です。

今回のアルファベットの決算は、まさにこの疑念に真正面から答える内容でした。クラウド事業の好調に加え、AI投資を「まだ拡大する」と表明したことで、投資家は「巨額投資は無駄になっていない、むしろ需要はまだ伸びる」と受け止めた形です。不安の中心にあった懸念が、決算という具体的な数字によって和らいだことで、売られすぎていた半導体株に資金が戻ってきたと考えられます。

加えて、日経平均はアドバンテストや東京エレクトロンなどAI・半導体関連銘柄の指数への影響度が大きいため、米国や韓国の半導体株高がそのまま日本株にも波及しやすい構造があります。今回の反発も、海外市場の地合い改善を日本株が忠実に映した結果と言えるでしょう。

りょうの視点(私見)

正直、「弱気相場入り」からわずか1週間足らずでの急反発には驚きました。それだけAI・半導体というテーマは、良いニュースにも悪いニュースにも敏感に反応する、振れ幅の大きいセクターになっているのだと改めて感じています。

ただ、今回の一連の値動きを見て思うのは、「今この瞬間の株価」に一喜一憂して売買判断をするのは、やはり個人投資家にとって分が悪いということです。先週弱気相場だと騒がれた翌週にはこの反発ですから、狼狽して売った人も、逆張りで買いそびれた人も、どちらも結果的に振り回されただけになってしまいます。私自身は今回も静観していますが、こうした短期的な乱高下こそ、淡々とした積立投資の強みが生きる場面だと考えています。

私たち個人投資家はどうすべきか

今回のように、数日単位でセクター全体の評価ががらりと変わる相場では、個別のタイミングを当てにいくこと自体が非常に難しくなります。だからこそ大切なのが、いつもお伝えしている「長期・積立・分散」です。

特にAI・半導体のような値動きの荒いテーマに資金を集中させている方は、この機会にポートフォリオ全体を見直してみるのもよいでしょう。【米国株入門】S&P500・VTIで米国経済の成長に乗る投資の始め方【NISA活用法付き】で紹介したような幅広い分散型のインデックスであれば、今回のような一部セクターの急落・急反発の影響を相対的にマイルドに抑えることができます。値動きに振り回されず、淡々と積立を継続する姿勢こそが、こうした荒い相場を乗り切る一番の近道だと私は考えています。

まとめ

  • 7月23日、日経平均は前日比307円高の66,422.60円で反発、一時800円超高となる場面も
  • 米半導体株高・韓国KOSPI高(一時3%超高)を受け、アドバンテストなどAI・半導体株が主導
  • 背景にはアルファベットの好決算とAI投資拡大方針があり、「AI投資回収への懸念」が和らいだ
  • 弱気相場入りからわずか1週間での急反発は、AI・半導体セクターの値動きの荒さを象徴
  • 短期の乱高下に振り回されず、長期・積立・分散の姿勢を崩さないことが個人投資家には重要

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任において行ってください。

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