【個人向け国債入門】金利上昇時代に見直したい元本保証の資産防衛術

【個人向け国債入門】金利上昇時代に見直したい元本保証の資産防衛術 投資・株式
個人向け国債入門

おはようございます、りょうです。40代になると「全部を株式やインデックスファンドに回すのは、ちょっと怖い」と感じる瞬間が増えてきました。値動きに振り回されたくないお金の置き場所として、最近改めて注目しているのが「個人向け国債」です。今日は仕組みとメリット・デメリットを整理してみます。

個人向け国債とは何か

個人向け国債は、国が個人投資家向けに発行する債券で、財務省が発行体になっています。株式のように値動きで元本が増減することがなく、満期まで持てば額面どおりの元本が戻ってくるのが最大の特徴です。しかも「最低金利0.05%」が保証されているため、どれだけ市場金利が下がってもそれ以下にはなりません。1万円から購入できる手軽さも、初めて債券に触れる人にとって始めやすいポイントです。

3種類の個人向け国債を比較する

個人向け国債には3つのタイプがあり、それぞれ金利のつき方と満期が異なります。

種類 満期 金利タイプ 向いている人
変動10年 10年 半年ごとに見直し 金利上昇局面で恩恵を受けたい人
固定5年 5年 発行時に固定 利回りを先に確定させたい人
固定3年 3年 発行時に固定 短期で資金を動かしたい人

現在のように市場金利が上がりやすい局面では「変動10年」を選ぶと、半年ごとの金利見直しで恩恵を受けやすくなります。逆に、目先の利回りを確定させたいなら固定タイプが向いています。

なぜ今、個人向け国債が注目されているのか

数年前まで、個人向け国債の金利はほぼ最低保証の0.05%に張り付いていました。ところが日銀の金融政策修正を背景に市場金利が上昇し、個人向け国債の金利も以前より見劣りしない水準まで上がってきています。住宅ローン金利上昇 変動金利の影響と今すぐできる3つの対策でも触れたとおり、金利のある世界に戻りつつある今は、預金や国債といった「守りの資産」の使い方を見直す好機だと感じています。銀行の普通預金金利が依然として低い水準にとどまる中、個人向け国債は同じ元本保証でありながら相対的に高い金利を得られる選択肢になり得ます。

個人向け国債のメリットとデメリット

メリットは、元本割れしない安心感、1万円からの少額購入、最低金利保証の3点に集約されます。生活防衛資金の一部を普通預金に置きっぱなしにするより、少し利回りを上乗せしたい場合の受け皿として使いやすい商品です。

一方でデメリットもあります。発行から1年間は原則として中途換金できず、1年経過後の中途換金でも直近2回分の利子相当額が差し引かれます。またインフレ率が金利を上回れば、実質的な購買力は目減りします。値上がり益を狙う商品ではなく、あくまで「増やす」より「守る」ための資産である点を理解しておく必要があります。生活防衛資金そのものを国債に回すのではなく、生活防衛資金 投資を始める前にいくら現金を持つべきかで決めたすぐ使える現金は別に確保したうえで、その先の「当面使う予定はないが株式ほどのリスクは取りたくないお金」の置き場所として検討するのが現実的だと考えています。

よくある質問

Q. NISA口座で個人向け国債は買えますか?
A. 個人向け国債はNISAの対象外です。NISAは新NISA口座での積立投資と分けて考える必要があります。新NISA 40代からでも遅くない!今すぐ始める積立投資の完全ガイドのような値上がり益を狙う資産とは役割を分けて考えるとバランスが取りやすくなります。

Q. どこで買えますか?
A. 銀行や証券会社の窓口・ネット取引で購入できます。取扱金融機関によってキャンペーン金利が上乗せされることもあるため、購入前に比較しておくと良いでしょう。

※本記事は個人向け国債の仕組みを説明するものであり、特定の金融機関や商品の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

まとめ

  • 個人向け国債は元本保証・最低金利0.05%保証・1万円からの少額購入が特徴
  • 「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類があり、金利局面に応じて選び方が変わる
  • 市場金利の上昇で、以前より個人向け国債の魅力が増している
  • 発行から1年は原則中途換金不可、中途換金時は利子の一部が差し引かれる点に注意
  • 値上がり益を狙う商品ではなく、生活防衛資金の次に置く「守りの資産」として位置づけるのが現実的

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